「もう8年。肩が上がったことがない。治せます?」
久しぶりに会った後輩がそう言った
「治せるよ」
こう言うと決めている
病院に行きレントゲンを撮ったり
整体・接骨院色々行ったようだであった
「でも無理なんです。原因すらわからないんです」
そう言われると胸が騒ぐのだ
勝手に果し状をもらった気分になる
まだまだ未熟な部分があるから
診察前のヒアリング
電話で状態を聞く
それからいろんなパターンを想定し シミュレーション
検査してみると いろんなことがわかる
そして施術
正直、初めはいつも緊張する
治らなかったらどうしよう…
でもやるしかない 痛みをとってあげること
それが山内先生から伝授された使命だ
迷いながらも 様々なアプローチを展開していると
痛い痛いと言っていた患者さんが
「ちょっと待って。あれ?なんで?」と呟く
どっちの意味がわからなくて 一瞬ヒヤっとする
変化を感じているようだった
自分で色々動き出す
山内流の施術は 患者さんの力も借りるのだ
セラピストと患者さんの共同作業で成立する手技なのである
一緒にやりながら 私も筋肉がほぐれていく感覚を感じていた
施術が終わると 違和感と多少の痛みがあるが
明らかに今までとの違いを感じるという
「今まで原因すらわからなかったのに 原因がここにあると言ってもらって
しかも そこに集中して治療してもらって しかも治療が痛くないのに
もしかして天才ですか?」と若干おちょくられる^^
そうなのである
山内流の1番の特徴が痛くない 触ってる? 真面目に治療してます?的な軽いタッチなのです
セルフケアも抜群に気に入ってるようで ますます快調らしい
「すごいよ師匠!」と私の師匠を自分の師匠にしているようだ
よかった^^